自動車税を滞納するとどうなる?延滞金の年率は最大でかなり高い
自動車税の納付期限を過ぎてしまい、連絡もせずに支払いをしないままでいると督促状などが届くこととなります。督促状などを受け取ってからも自動車税を支払わず、滞納のままとしていると車や預金、給与なども差し押さえられる可能性があります。
車はタイヤロックをかけられて動かせず、預金の差し押さえとなれば銀行口座の中にお金が入っているとしてもしっかりと自動車税の滞納をしていた分と延滞金を含めた納付を済ませないと、自分のお金である預金残高すらも引き出せなくなってしまいます。
税金の滞納は非常に怖い
自動車税を含めた税金の滞納は、例えば公共料金の支払いが遅れるなどとは話が違います。自動車税の滞納に関しても罰則が用意されており、税金からは逃れることはできません。
罰則以外にも自動車税の滞納に関してはいくつかのリスクがあるため、しっかりと納付を行うようにしてください。
車検に関する問題
自動車税の滞納をしている状態では、2年の一度の車検には通らなくなってしまいます。車検切れの車に乗り、運転をすることは言うまでもなく違法行為となるため、自動車税をしっかりと支払って車検を受けるようにしなければなりません。
安くない延滞金の発生
滞納をしている自動車税に関しては延滞金が発生し、最初の1ヶ月は年率7.3%、以降は最大で年率14.6%もの決して安くない利率でかかります。銀行で借りるカードローンよりも年率が高くなる場合もあるので、滞納をしてしまっているとしても早めに解消をすべきです。
預金の差し押さえとなった場合
払えるだけのお金を持っている、つまり銀行口座にお金が入っていたり毎月の給与所得があるにも関わらず自動車税の滞納をしたままとなっていると、預金の差し押さえなどに発展する場合があります。
差し押さえとなれば強制的に滞納をしている自動車税を徴収され、もちろんその間の延滞金に関してもしっかりと持っていかれることとなります。
滞納をしている金額と延滞金を合わせた金額よりも預金残高が多ければ口座残高がからお金が減り、残ったお金は通常通り使うことができますが、だからといって差し押さえまで支払わないのは良いとは言えません。
上に挙げた高い利率の延滞金の面でも、今後の銀行との取引を考えた上でも、滞納をしてしまっているとしても自身でしっかりと自動車税の納付は行うべきです。
銀行での信用低下に繋がる
自動車税などの税金の滞納は借金ではないため、長期に渡る滞納をしたからといってカードローンやクレジットカードの審査には何か影響が出るわけではありません。
カードローンやクレジットカードの審査の際に確認をするCICやJICCには税金関連の滞納情報といったものは記載がなく、今後にお金を借りるにあたっては自動車税の滞納が何か影響を及ぼすことはないといえます。
ただ、預金が差し押さえられた銀行での取引となると話は別です。差し押さえとなれば当然ながらその銀行での信用は著しく低下をしてしまい、今後に住宅ローンやマイカーローン、あるいはカードローンの利用等を考えている場合には審査に通らなくなる可能性があります。
お金を預けるほどに普段から使っている銀行での信用低下となると今後の生活にも何らかの影響が出てしまうと考えられるため、差し押さえになりそうだといった場合には滞納をしてしまっている自動車税と延滞金を何とかして用立て、納付を済ませておくべきなのです。
どうしても納付ができない場合には
滞納をしている自動車税をまとめて納付するだけのお金が手元にないからといって、自動車税の未納状態は続けないようにしましょう。お金がないからといって黙ってそのままにしておくのではなく、まずは所定の窓口に連絡をして相談をしてください。
催告状や督促状が届いているなら連絡先が記載されているはずなので、まずはそこに電話をかけてまとめて納付をするのは難しいとしっかりと伝えましょう。納付はしたいが滞納状態が続くなどで大きな金額となって一括では払えそうもないなら、分割での支払いも相談をしてみるべきです。
状況にもよるためになんともいえませんが、よほど長期に渡る滞納ともなっていなければ分割払いに応じてくれる可能性もあるので、一気に払えないからといって諦める必要はありません。
とにかく連絡もせず、電話がかかってきても受けずに放置をするのが一番良くないので、自動車税の滞納をしてしまったとしてもまずは相談をするようにしてください。